「レシピ」
ちいさく膨らんだ胸の痛みを覚えた。
それは、きみがあたしに仕掛けた罠。
嵌って、落っこちて、たまに心、すりむいた。
泣き出しそうな時には、胸がしょっぱくなる。
本当はもっと、おいしくしたいのに。。
まだまだ見習いのあたしに、お願い、ヒントを教えて。
きみならきっと、知ってるはず。
あたしの胸を甘くする魔法。
やさしくなくってもいいから、ちいさなくちづけをちょうだい。
それだけできっと、お砂糖のお菓子よりもずっと甘くなる。
始まった恋を、きみと味わいたい。
ちいさく膨らんだ胸のときめき覚えた。
それは、きみがあたしに仕掛けたいたずら。
引っ掛かって、戸惑って、たまにきみを、困らせた。
うれしい時には、胸が甘酸っぱくなる。
この恋をもっと、おいしくしたいのに。。
まだまだ上手になれないあたしに、お願い、ヒントを教えて。
きみならきっと、知ってるはず。
あたしの胸をとろけさせる魔法。
いじわるだっていいから、確かな気持ちをちょうだい。
それだけできっと、ふわふわのお菓子よりもずっと甘くなる。
ちいさな恋を、きみと味わいたい。
まだまだ上手に出来ない、こんなちいさなあたしを、
きみはいつでも笑って、そっと導いてくれた。
きみを好きになった瞬間から、芽生えたいろんな気持ちを、
溶かして、混ぜて、残さず全部、愛しいきみにあげるよ。
出来上がった恋を、きみと味わおう。